結論: 香川県内で空き家管理を依頼できる先は4つのタイプに分類できます。
- ①シルバー人材センター — 安価・外観見回り中心。料金は各市町のセンターへ要確認
- ②NPO・自治体系サービス — 市町の空き家窓口と連携。活用・売却を視野に入れた方向け
- ③警備会社・大手管理会社 — センサー監視と緊急駆けつけが充実。初期費用あり
- ④地元不動産会社 — 月1回巡回+室内換気・通水+写真レポート。売却相談まで一気通貫
選ぶ基準は5つ:写真レポートの有無・換気と通水の実施有無・緊急対応の可否・解約条件・売却や活用の出口相談ができるか。この記事ではそれぞれのサービス内容・料金帯・向く人を中立に比較し、香川全域での探し方もご案内します。
香川で空き家管理を頼める4つのタイプ
①シルバー人材センター(安価・見回り中心)
高齢者の就業支援を目的とした公益法人で、香川県内の各市町に設置されています。公益社団法人香川県シルバー人材センター連合会(TEL: 087-811-7880)が県全域を統括しており、各市町のセンターが実務を担います。
主なサービスは「外観見回り・郵便物確認・庭の草むしり・清掃」など軽作業が中心です。料金は各センターによって異なるため、お住まいの物件がある市町のシルバー人材センターに直接お問い合わせください(公式ウェブサイトでは料金を確認できませんでした)。
なお、高松市ではふるさと納税の返礼品として、シルバー人材センターによる外観見回りサービスが利用できる制度があります(詳細は高松市の空き家管理サービスの選び方をご覧ください)。
向く人: コストを抑えたい・外観の状態把握で十分な方
注意点: 室内換気・通水まで対応しているかはセンターによります。空き家を長期維持するには換気・通水の重要性を理解したうえで、サービス内容を事前に確認してください。
②NPO・自治体系サービス(地域と連携)
市町が空き家対策として委託するNPOや、地域おこし協力隊と連携したサービスです。香川県では県と17市町が連携する空き家バンク「かがわ住まいネット」(https://www.kagawalife.jp/live/net/)が運営されており、売却・賃貸活用の情報収集から管理業者の紹介まで相談できる窓口となっています。問い合わせ先は香川県土木部住宅課(TEL: 087-832-3583)です。
管理サービス自体の内容と料金は市町や委託先によって大きく異なるため、物件のある市町の空き家担当窓口への確認が最初のステップになります。
向く人: 将来的な活用・売却を視野に入れつつ、行政と連携しながら管理したい方
③警備会社・大手管理会社(センサー・緊急駆けつけ)
全国展開する警備会社のホームセキュリティや、大手リフォーム・管理会社のプランです。センサーによる24時間監視と緊急駆けつけサービスが強みで、不法侵入・水漏れ・煙を早期に検知できます。
機器取り付けの初期費用と月額費用がかかるため、他のタイプと比べて総コストは高めになる傾向があります。遠方にいても異常を即時通知で受け取れるのは大きなメリットですが、定期的な写真レポートや室内換気・通水まで対応するかはサービスによって異なります。
向く人: セキュリティを最優先したい方・家財が多く残っている方
④地元不動産会社(管理から売却まで一気通貫)
宅建士が管理を担い、月1回の巡回・室内換気・通水・写真レポートをセットで提供します。室内に入って換気・通水まで行うため、長期空き家のカビ・封水切れ・臭いを防げます。売却や賃貸活用の相談も同じ担当者が一貫して対応できるため、「管理しながら将来を考えたい」方に適しています。
料金帯は月5,000〜10,000円(月1回巡回)が目安です。高松市を中心に複数の事業者が展開しています。
向く人: 室内換気・通水+写真レポートが必要な方・将来的な売却も検討中の方
| タイプ | 料金帯の目安 | 室内換気・通水 | 写真レポート | 緊急対応 | 売却相談 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①シルバー人材センター | 各センターへ確認 | センターによる | センターによる | 基本なし | なし |
| ②NPO・自治体系 | 市町・委託先による | サービスによる | サービスによる | サービスによる | 要相談 |
| ③警備会社・大手 | 月額+初期費用 | なし(センサー) | なし | あり | なし |
| ④地元不動産会社 | 月5,000〜10,000円 | あり | あり | 要確認 | あり |
後悔しない選び方——確認すべき5項目
管理業者に問い合わせる前に、次の5点をチェックリストとして使ってください。
1. 写真レポートが届くか
「巡回しました」の一言だけでは、県外から状態を把握できません。毎回写真付きの報告書が届くか、スマホやLINEで受け取れるかを確認しましょう。複数箇所の写真があれば、建物の変化にも気づきやすくなります。
2. 換気と通水まで実施するか
空き家管理で最も重要な作業です。換気は月1回・1回30分〜1時間(梅雨の時期は月2回が目安)、通水は各蛇口を1〜2分流すことで排水管の封水切れを防ぎます。外観見回りだけのプランでは室内のカビ・臭いは防げません。詳しくは空き家の換気・通水はなぜ重要かをご覧ください。
季節ごとの管理作業については空き家管理の年間チェックリストもあわせてご活用ください。
3. 緊急時に動いてもらえるか
台風通過後の瓦飛びや浸水、近隣からの苦情など「すぐに確認してほしい」場面は起こります。臨時点検や緊急駆けつけに対応しているか、追加費用の目安はどのくらいかを事前に確認しておきましょう。
4. 解約条件がシンプルか
「最低契約期間6ヶ月」「解約は2ヶ月前予告」など、縛りが長い場合があります。売却を決めたときや状況が変わったときに身動きが取れなくならないよう、解約条件は必ず契約前に確認してください。
5. 売却・活用まで相談できるか
管理は「現状維持」の手段であり、費用は毎月かかり続けます。「いつかは売ろう」と思っているなら、管理と売却相談を同じ窓口でできる事業者を選ぶと、状況の変化にスムーズに対応できます。遠方から管理・売却を進める際の流れは遠方から香川の空き家を管理・売却する方法でも解説しています。
高松市外(県内他市町)の場合の探し方
高松市内の物件であれば専門業者の選択肢も多くありますが、丸亀・坂出・さぬき・東かがわ・三豊・観音寺など高松市外の場合は、次のステップで探すのが効率的です。
ステップ1: 物件のある市町の空き家担当窓口に問い合わせる
各市町の役場(建設課・都市計画課・地域整備課など)が空き家対策の窓口を持っています。対応できる管理業者の情報や補助制度を案内してもらえます。
ステップ2: かがわ住まいネットを活用する
香川県と17市町が連携する空き家バンク「かがわ住まいネット」は、売却・賃貸活用を検討する際の情報収集に役立ちます。問い合わせ先は香川県土木部住宅課(TEL: 087-832-3583)。
ステップ3: 香川県シルバー人材センター連合会に問い合わせる
各市町にシルバー人材センターがあります。香川県シルバー人材センター連合会(TEL: 087-811-7880)に問い合わせると、最寄りのセンターを案内してもらえます。
高松市内の物件で詳しい情報が必要な方は高松市の空き家管理サービスの選び方をご覧ください。
よしもと空き家相談所の管理サービスの位置づけ
よしもと空き家相談所は④地元不動産会社タイプの管理サービスです。宅地建物取引士・空き家管理士1級の資格を持つ担当者が月1回お伺いし、以下の作業を行います。
- 外観の目視点検 — 屋根・外壁・基礎・雨どいの状態確認
- 室内換気 — 全室の窓を開放して空気を入れ替え、カビ・湿気を防止
- 通水 — 各蛇口を1〜2分流して封水切れを防止
- ポスト確認 — 郵便物の回収・「管理されている」状態の維持
- 庭の状態確認 — 雑草の繁茂・不法投棄のチェック
- 写真付きLINE報告 — 巡回後に現場写真をLINEでご送付
料金は外観確認中心のワンコインプランが月500円(税込)、室内換気・通水まで行う**スタンダードプランが月5,500円(税込)**です。将来の売却・賃貸活用のご相談も同じ担当者が一貫して対応します。「管理サービス自体はどこでも変わらないのでは」と思われるかもしれませんが、室内まで入る管理・写真LINEレポート・売却相談が1窓口で完結する点が特徴です。
空き家を放置した場合、特定空家や管理不全空家に認定されると固定資産税の住宅用地特例が外れ、税額が最大約6倍(実際は3〜4倍になるケースが多い)になるリスクがあります。月数千円の管理費は、このリスクを防ぐための現実的な選択肢です。
県外にお住まいの方へ
香川県外にお住まいで、香川の実家・相続した物件を管理されている方は、次の2点を押さえてください。
- 管理業者への指示や報告はオンライン・LINEで完結できます。 写真付きのレポートを受け取れる業者を選べば、来県ゼロで建物の状態を把握し続けられます。
- 「管理しながら売却時期を待つ」ことにはコストがかかり続けます。 固定資産税・管理費・火災保険を合わせると年間数十万円になるケースも。出口戦略は早めに考えておくことをおすすめします。
「来香せずに売却できないか」とお考えの方は、県外から香川の不動産を売却する方法をあわせてご覧ください。よしもと空き家相談所では、LINEでの写真査定からIT重説・契約書郵送まで、一度も帰省せずに売却できる仕組みを整えています。
よしもと空き家相談所では、香川県内の空き家管理と不動産売買仲介のご相談を承っています。「どのタイプが自分に合うか分からない」「まず状態だけ確認したい」という段階でも構いません。
LINEからのご相談が一番スムーズです。現地の写真確認もLINEで行えます。
参考情報(2026年7月2日確認)




