空き家管理サービスとは? 何をしてくれるのか
「実家が空き家になったけど、遠くに住んでいて手が回らない」
高松市でも、そんな声が増えています。香川県の空き家率は全国でもトップクラス。高松市に限っても、街を歩けば雨戸が閉まったままの家が目に入ります。
空き家管理サービスとは、所有者に代わって定期的に建物を巡回し、換気・通水・目視点検などを行うサービスです。月1回の巡回が基本で、作業後には写真付きの報告書が届きます。
基本サービスに含まれる作業は、おおむね以下のとおりです。
- 外観の目視点検 — 屋根・外壁・基礎のひび割れ、雨どいの詰まりなどを確認
- 室内の換気 — 全室の窓を開けて空気を入れ替え、湿気やカビの発生を防ぐ
- 通水 — 各蛇口を1分以上流し、排水管の封水切れ(下水の臭い逆流)を防ぐ
- ポスト確認 — チラシや郵便物を回収し、「人が管理している」状態を維持する
- 庭の状態確認 — 雑草の繁茂や不法投棄がないかをチェック
- 報告書の送付 — 写真付きで建物の状態を報告
換気と通水がなぜ重要なのかは、空き家の換気・通水の頻度は?正しいやり方と注意点を解説で詳しく解説しています。
費用相場はどれくらい?
高松市での空き家管理サービスの費用相場は、以下のとおりです。
| プラン | 月額の目安 |
|---|---|
| 戸建て・月1回巡回 | 5,000〜10,000円 |
| 戸建て・月2回巡回 | 10,000〜18,000円 |
| マンション・月1回巡回 | 5,000〜6,000円 |
| 年間一括契約 | 30,000〜120,000円(割引あり) |
庭木の剪定・草むしり・不用品処分・緊急駆けつけはオプション扱いになることがほとんどです。「月額5,000円」と書いてあっても、庭の管理まで含むかどうかで実質負担は変わります。契約前に「基本料金に何が含まれるか」を必ず確認してください。
管理しないとどうなる? 放置コストとの比較
「月5,000円ももったいない」と感じるかもしれません。しかし、空き家を放置した場合の年間コストを計算すると、景色が変わります。
- 固定資産税・都市計画税: 約21万円
- 火災保険: 約3万円
- 突発的な修繕・庭木管理: 約20万円
- 合計: 年間約44万円以上
さらに「特定空家」に指定されると、固定資産税の軽減措置(住宅用地の特例)が外れ、税額が最大6倍に跳ね上がります。管理費の月5,000〜10,000円は、この「6倍リスク」を防ぐための保険ともいえます。
空き家放置のリスクについては空き家管理の基本|放置するとどうなる?でも解説しています。
高松市で管理サービスを選ぶ5つのポイント
1. サービス内容の範囲を確認する
「巡回」といっても、外観を見るだけの業者もあれば、室内の換気・通水まで含む業者もあります。高松市は夏場の湿度が高く、換気を怠ると数ヶ月で畳にカビが広がります。換気・通水が基本プランに含まれているかは必ず確認してください。
季節ごとに必要な管理作業は空き家管理の年間チェックリストにまとめています。
2. 報告の質をチェックする
「巡回しました」の一文だけでは、本当に作業が行われたのか分かりません。写真付きの報告書が届くか、報告の頻度はどうか、確認しましょう。スマホで報告を受け取れるサービスなら、遠方に住んでいても安心です。
3. 料金体系の透明性
基本料金に何が含まれて、オプションは何にいくらかかるのか。見積もり段階で明確に説明してくれる業者を選んでください。「安いと思ったら庭は別料金だった」というのはよくある話です。
4. 緊急時の対応力
台風の後、近隣から「瓦が飛んできた」と連絡が入ることもあります。高松市は台風の通り道になることもあるため、臨時点検や緊急駆けつけに対応できるかは重要なポイントです。
5. 管理だけでなく「出口」を相談できるか
空き家管理はあくまで「現状維持」の手段です。いつかは売却するのか、賃貸に出すのか、解体するのか — 出口戦略を一緒に考えてくれるパートナーかどうかで、管理の意味が変わります。
不動産会社が管理を行う場合は、そのまま売却や賃貸の相談に移れるメリットがあります。将来の活用方法を検討中の方は空き家の活用方法を比較|売却・賃貸・管理どれが最適?も参考にしてください。
高松市の空き家に使える補助金・行政支援
高松市には、空き家所有者を支援する制度がいくつかあります。
空き家改修補助事業
香川県空き家バンクに登録した物件の改修工事に対し、**対象事業費の1/2(上限50万円)**が補助されます。居住誘導区域内であれば上限60万円に引き上げられます。
対象となるのは台所・浴室・トイレ・洗面所・内装・屋根・外壁の改修工事です。令和7年度の申込期間は8月1日〜8月18日(必着)です。
老朽危険空き家除却支援補助事業
老朽化して危険な空き家の解体費用に対し、**対象事業費の1/3(上限50万円)**が補助されます。住民税非課税世帯は対象事業費の4/5(上限120万円)まで拡大されます。
ふるさと納税を活用した管理サービス
高松市へのふるさと納税の返礼品として、シルバー人材センターによる空き家の庭除草・清掃・外観見回りサービスが利用できます。遠方に住む所有者にとって、ふるさと納税の枠内で管理費を賄えるのは見逃せないポイントです。
問い合わせ先: 高松市住宅政策課(本庁舎9階) TEL: 087-839-2136
「管理」で終わらせない。次のステップを考える
空き家管理サービスを利用し始めると、建物の状態が維持され、ひとまず安心できます。しかし、管理費は毎月かかり続けます。
「このまま管理だけ続けていいのだろうか?」
その疑問が浮かんだときこそ、次の一歩を考えるタイミングです。
- 売却: 相続した実家を現金化したい → 相続した空き家を売却するには?
- 賃貸: 思い出の家を残しつつ収益化したい
- 活用: リフォームして住む・民泊にする
どの選択肢が最適かは、建物の状態・立地・所有者の意向によって変わります。まずは現状を把握することが第一歩です。
RE/MAX VALUE 吉本では、高松市を中心に空き家の管理・売却・活用のご相談を承っています。宅建資格を持つ担当者が、管理だけでなく将来の活用方法まで一緒に考えます。
「うちの空き家、どうすればいいんだろう?」という段階でも構いません。まずはお気軽にお問い合わせください。

