結論: 空き家の防犯は「管理されている=人の気配があると外から分からせること」が基本です。そのうえで以下の3点が効果的です。
- 空き家だと気づかせない — 郵便物を溜めない・庭の手入れ・カーテンで目隠し
- 見られている状態をつくる — 防犯カメラ(ダミーや「作動中」ステッカーでも抑止効果)・人感センサーライト
- 定期的に人が訪れる — 確実な施錠確認・近隣との連携・巡回点検
特に放火・金属盗難・不法投棄は管理されていない空き家ほど狙われます。高松市で遠方管理が難しい場合は、巡回点検を代行する空き家管理サービスの利用も有効です。
空き家が「犯罪の標的」になる理由
空き家の管理というと、湿気やカビ、建物の劣化を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、もうひとつ見落とせないのが防犯です。
人が住まなくなった家は、残念ながら犯罪の標的になりやすい物件です。なぜなら——
- 人目がない — 出入りがなく、中で何が起きても気づかれにくい
- 空き家だと一目で分かる — 郵便物が溜まり、庭が荒れ、雨戸が閉まりっぱなし
- 管理されていないサインが出ている — 「ここなら入っても大丈夫」と思われてしまう
つまり、**「管理されていないことが外から分かる空き家ほど狙われやすい」**のです。逆に言えば、防犯対策の基本は「人の気配がある・管理されている」と分からせることに尽きます。
空き家で起こりやすい4つの被害
1. 不法侵入・不審者の住み着き
施錠が甘い、窓が割れている空き家は、不審者の侵入を許してしまいます。一時的な隠れ家や、最悪の場合は住み着かれてしまうケースもあります。
2. 放火
空き家は放火の標的になりやすいことで知られています。放火(その疑いを含む)は長年、全国の出火原因の上位を占めており、人の目が届かず、燃えやすいものが周囲に放置されがちな空き家は特に危険です。火災は隣家への延焼にもつながり、所有者の責任問題に発展しかねません。
3. 金属・設備の盗難
近年増えているのが、銅線・給湯器・エアコン室外機・アルミ建材などの金属盗難です。換金目的で狙われ、給湯器や室外機が丸ごと持ち去られる被害も報告されています。
4. 不法投棄
敷地内や庭先にゴミや粗大ごみを捨てられる被害です。一度捨てられると次々に投棄され、撤去費用は所有者負担になることがほとんどです。
これらは建物の劣化リスク(空き家管理の基本|放置するとどうなる?で解説)と並んで、空き家を放置するうえで見過ごせないリスクです。
高松市の空き家所有者ができる防犯対策
1. まず「空き家だと気づかせない」
最も基本的で効果が高いのが、外から見て**「人が出入りしている・管理されている」**状態を保つことです。
- 郵便物を溜めない — チラシや郵便物がポストから溢れていると、空き家だと一目で分かります
- 庭・雑草の手入れ — 草が伸び放題だと「放置物件」のサイン。定期的に手入れを
- カーテンを掛けておく — 室内が丸見えだと無人と分かりやすいため、カーテンや雨戸で目隠しを
2. 確実な施錠と侵入口対策
玄関・勝手口だけでなく、窓・物置・シャッターまですべて施錠を確認します。割れた窓やガタついたサッシは侵入口になるため、補修や補助錠の追加を検討しましょう。
3. 人感センサーライト
夜間、人が近づくと点灯するセンサーライトは、安価ながら侵入・放火の抑止に効果的です。電源工事不要のソーラー式・電池式なら、空き家でも設置しやすいのが利点です。
4. 防犯カメラ(ダミーカメラも有効)
「カメラで見られている」という意識は、それだけで強力な抑止力になります。
- 本物の防犯カメラ — 近年はWi-Fi・SIM対応で、録画映像をスマホからいつでも確認できる機種が手頃な価格で手に入ります。動体検知でスマホに通知が届くタイプなら、遠方の所有者でも異常にすぐ気づけます
- ダミーカメラ — 配線や録画機能はなくても、「カメラがある」という見た目だけで一定の抑止効果が期待できます。本物との併用もおすすめです
- 「防犯カメラ作動中」のステッカー — カメラ本体と合わせて貼ることで、抑止効果がさらに高まります
電源やネット環境がない空き家でも、ソーラー充電式・モバイル回線内蔵型のカメラなら設置できます。まずは玄関や死角になりやすい裏手など、狙われやすい場所に1台置くだけでも効果があります。
5. 近隣・親族との連携、警察への相談
ご近所に「ときどき見に来ています」と一声かけておくだけで、いざという時に異変を知らせてもらえます。空き家であることを伝え、不審な様子があれば連絡をもらえる関係をつくっておきましょう。気になることがあれば、最寄りの交番・警察署に相談しておくのも有効です。
6. 放火対策——燃えるものを置かない
放火を防ぐには、家の周りに燃えやすいものを置かないことが鉄則です。
- 段ボール・古新聞・ゴミ袋を屋外に放置しない
- 枯れ草・落ち葉をこまめに片付ける
- 物置や軒下に灯油・廃材を溜めない
7. 火災保険・賠償の見直し
万一に備え、空き家でも加入できる火災保険を確認しておきましょう。空き家は「住宅物件」ではなく「一般物件」扱いになり、条件や保険料が変わることがあります。放火や延焼、第三者への賠償に備え、補償内容を見直しておくと安心です。
防犯の基本は「定期的に人が訪れること」
ここまで紹介した対策の多くは、「定期的に誰かが見に来ている」状態があってこそ機能します。カメラもセンサーライトも、郵便物が溢れ庭が荒れていては「管理されていない空き家」と見抜かれてしまうからです。
とはいえ、遠方にお住まいの方や忙しい方が、月に何度も足を運ぶのは簡単ではありません。季節ごとにやるべき作業は空き家管理の年間チェックリストにまとめていますが、すべてをご自身で続けるのが難しい場合は、巡回点検を代行する空き家管理サービスの利用を検討してみてください。遠方から空き家を管理する方法や高松市の空き家管理サービスの選び方もあわせてご覧ください。
高松市の空き家の防犯・管理はお気軽にご相談を
よしもと空き家相談所では、高松市を中心に、宅建士・空き家管理士1級の資格を持つ代表が巡回点検を行っています。郵便物の整理・施錠確認・外周や庭の状態チェック・写真付きレポートにより、外から見て「管理されている空き家」の状態を保ち、防犯にもつなげます。
「遠方でなかなか見に行けない」「防犯が心配」「いずれ売却も考えている」——どんなご相談でも構いません。まずはお問い合わせからお気軽にご連絡ください。LINEでのご相談も受け付けています。




