空き家になると、普段の暮らしで行っていた換気や掃除が止まります。閉め切った部屋のカビ、雨漏り、庭木の越境などは、気づくまでに時間がかかることもあります。
月1回を目安に、換気・通水・建物の目視点検・郵便物の整理を続けてください。通うのが難しい場合は、現地で誰にどこまで頼むかを決めておきます。
空き家を放置すると何が起こる?
使う予定が先でも、家の手入れは必要です。
換気や通水が止まり、雨漏りなどにも気づきにくくなるため、定期的に状態を確認します。
主に確認しておきたいのは、建物の傷み、庭や外周、近隣への影響です。
放置によるリスク

1. 建物の急速な劣化
人が住んでいる家では、日常的に換気や通水が行われています。しかし空き家になると、これらが止まることで以下の問題が発生します。
- 湿気によるカビ・腐食 — 締め切った室内は湿気がこもり、壁や床にカビが発生。構造材の腐食にもつながります
- 配管のサビ・悪臭 — 水を流さないと配管内にサビが発生し、排水トラップの水が蒸発して下水の臭いが室内に充満します
- 害虫・害獣の侵入 — シロアリ、ネズミ、ハクビシンなどが住み着くケースも珍しくありません
2. 特定空家に指定されるリスク
2015年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」により、管理が不十分な空き家は特定空家に指定される可能性があります。特定空家とは、倒壊の危険や衛生上の問題があると行政が判断した空き家のことです。
特定空家に指定され、改善されない状態が続くと、段階に応じて次の措置が取られます。
- 勧告を受けると土地の住宅用地特例(住宅が建っている土地の固定資産税を軽くする仕組み)の対象から外れ、税負担が増える
- 行政からの改善命令、最悪の場合は行政代執行による強制解体
- 解体費用は所有者負担
高松市でも特定空家の調査・指定は進んでおり、他人事ではありません。仕組みと指定までの流れは特定空家で固定資産税6倍は本当?で詳しく解説しています。
3. 近隣トラブル
管理されていない空き家は、近隣住民にとって大きな不安要素です。
- 庭木が伸びて隣家に越境する
- 外壁や屋根材が落下する危険性
- 不法投棄や不審者の侵入
こうしたトラブルが発生すると、将来売却する際にも影響が出てきます。
空き家管理の基本的な対策
定期的な換気
月に1回は全室の窓を開けて空気を入れ替えましょう。湿気がこもりやすい押入れやクローゼットも忘れずに。換気の頻度や1回の時間の目安は空き家の換気は月何回・1回何分?にまとめています。
通水作業
各水栓から1〜2分ほど水を流し、配管内のサビを防ぎます。同時に、排水トラップに水を溜めて下水の臭いを防ぎましょう。
季節ごとにやるべき作業は空き家管理の年間チェックリストで一覧にしています。
目視点検
外壁のひび割れ、屋根の破損、雨漏りの跡がないかを確認します。庭木の伸び具合や雑草の状態もチェックしましょう。
郵便物の整理
チラシや郵便物がポストに溜まっていると、空き家であることが一目でわかり、防犯上のリスクが高まります。空き家を狙う不法侵入・放火・盗難への具体的な備えは空き家の防犯対策で解説しています。
自分で管理するのが難しい場合は
遠方にお住まいの方や、忙しくて定期的に通えない方は、空き家管理サービスの利用を検討してみてください。遠方から空き家を管理する方法や、失敗しない高松市の空き家管理サービスの選び方もあわせてご覧ください。
参考資料・情報確認日
- 空家等対策の推進に関する特別措置法(2015年施行。管理不十分な空き家を特定空家に指定でき、勧告を受けると土地の住宅用地特例が外れて税負担が増える/最終確認日:2026年6月3日)
県外にお住まいの方へ
県外にお住まいで香川の空き家を管理されている方は、管理業者への依頼や報告をオンライン・LINEで完結できます。写真付きレポートを受け取れば、帰省せずに建物の状態を把握し続けられます。管理を続けながら「そろそろ売却も」となった場合も、写真査定からオンラインの重要事項説明(IT重説)、契約書の郵送まで、一度も帰省せずに売却できる仕組みがあります。詳しい流れは帰省せずに香川の実家を売却する方法をご覧ください。
よしもと空き家相談所では月額500円のワンコインプラン(目視点検)から、換気・通水・写真付きレポート付きのスタンダードプランまで、お客様の状況に合わせたプランをご用意しています。高松市を中心に、宅建士・空き家管理士1級・相続診断士の資格を持つ代表が丁寧に巡回点検を行います。
まずはお問い合わせからご相談ください。ご相談・査定は無料です。LINEでのご相談も受け付けています。






