空き家をどうする?3つの選択肢
相続や引っ越しで空き家を持つことになったとき、大きく3つの選択肢があります。
- 売却する
- 賃貸に出す
- 管理しながら保有し続ける
「どれが正解」ということはなく、物件の状態やご自身の状況によって最適な選択肢は異なります。それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

選択肢1:売却する
空き家を手放し、現金化する方法です。
メリット
- 維持費から解放される — 固定資産税、管理費、修繕費がなくなる
- まとまった現金が得られる — 相続税の支払いや他の投資に活用可能
- 管理の手間がなくなる — 精神的な負担からも解放される
- 税制優遇が使える場合がある — 3,000万円特別控除など
デメリット
- 思い出の場所を手放す — 家族の思い出が詰まった家との別れ
- 一度売ると戻せない — 将来使いたくなっても取り戻せない
- 売却に時間がかかる場合がある — 立地や状態によっては3〜6ヶ月以上
向いているケース
- 今後その物件を使う予定がない
- 維持費の負担が重い
- 相続後3年以内(税制優遇の活用)
- 建物の劣化が進んでいる

選択肢2:賃貸に出す
空き家を貸して家賃収入を得る方法です。
メリット
- 家賃収入が得られる — 毎月の安定収入
- 物件を手放さなくて済む — 将来自分で使う選択肢を残せる
- 入居者が管理してくれる — 人が住むことで建物の劣化を防げる
デメリット
- リフォーム費用がかかる — 賃貸に出すにはある程度の改修が必要
- 空室リスク — 借り手が見つからなければ収入ゼロで費用だけ発生
- 管理の手間 — 入居者対応、設備の修繕など
- 立地によっては需要がない — 高松市の郊外では借り手が少ない場合も
向いているケース
- 立地が良く、賃貸需要がある
- 建物の状態が比較的良い
- リフォーム費用を捻出できる
- 将来自分で使う可能性がある
賃貸に向いている物件の条件
高松市で賃貸需要が見込めるのは、以下のような物件です。
- ことでん沿線や中心部に近い
- スーパーや病院が近くにある
- 駐車場がある(香川県では必須に近い条件)
- ファミリー向けの間取り

選択肢3:管理しながら保有する
すぐに売ったり貸したりせず、管理しながら保有し続ける方法です。
メリット
- じっくり判断できる — 焦って決断する必要がない
- 家族の思い出を守れる — 帰省時に泊まる場所としても使える
- 市場の回復を待てる — 今が売り時でなければ、時期を待てる
デメリット
- 維持費がかかり続ける — 固定資産税、管理費、修繕費
- 建物は劣化していく — 管理していても築年数による劣化は避けられない
- 決断を先送りにしがち — 「いつか考えよう」のまま数年が経過
向いているケース
- まだ気持ちの整理がつかない
- 将来的に使う可能性がある
- 相続人間の話し合いが済んでいない
- 当面の維持費を負担できる
比較まとめ
| 項目 | 売却 | 賃貸 | 管理保有 |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 低い | 高い(リフォーム) | 低い |
| ランニングコスト | なし | 修繕費・管理費 | 固定資産税・管理費 |
| 収入 | 一時金 | 毎月の家賃 | なし |
| 物件の保持 | 手放す | 保持 | 保持 |
| 手間 | 売却時のみ | 継続的 | 月1回程度 |
| リスク | 低い | 空室・滞納 | 劣化・特定空家 |

迷ったときの判断基準
どの選択肢にするか迷ったら、以下の質問に答えてみてください。
Q1. 今後5年以内にその家を使う予定はありますか?
- ある → 管理保有
- ない → 売却 or 賃貸
Q2. リフォームに100万円以上かけられますか?
- かけられる → 賃貸も選択肢
- 難しい → 売却 or 管理保有
Q3. 毎年の維持費(固定資産税+管理費)の負担感は?
- 気にならない → 管理保有
- 負担に感じる → 売却
Q4. 立地は良いですか?(駅近、利便性高い)
- 良い → 賃貸の可能性あり
- あまり良くない → 売却がおすすめ
「管理しながら考える」という選択
すぐに結論が出せない方には、空き家管理サービスを利用しながら、じっくり考えるという方法もあります。
管理をしていれば建物の劣化を最小限に抑えられるため、売却するにしても賃貸にするにしても、選択肢を広く保てます。
KC合同会社では空き家管理と売買仲介の両方に対応しています。「まずは管理だけお願いして、状況を見てから売却を考えたい」というご相談も大歓迎です。
物件の状態やご希望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。お気軽にご相談ください。

