メインコンテンツへスキップ
RE/MAX VALUE 吉本
RE/MAX VALUE 吉本
元駅員邸を民泊に。下灘駅そばの古民家で電柱ぶった斬って壁をぶち壊してきた話
日記

元駅員邸を民泊に。下灘駅そばの古民家で電柱ぶった斬って壁をぶち壊してきた話

愛媛県伊予市・下灘駅のすぐそばにある元駅員さんの古民家。民泊に生まれ変わらせるプロジェクトに参加し、電柱の伐採や壁の解体を手伝ってきました。

先週の土曜日、愛媛県伊予市の下灘駅付近にある古民家で、民泊づくりのお手伝いをしてきました。

「日本一海に近い駅」のすぐそばに、その家はあった

下灘駅。JR予讃線の無人駅で、ホームから瀬戸内海を一望できる絶景スポットとして知られています。

その駅のすぐ隣に、古い木造住宅が建っています。かつてこの駅で働いていた元駅員さんのご自宅。長い間使われていなかったこの家を、知り合いの民泊運営者が「新しい宿」として生まれ変わらせるプロジェクトが動き出しました。

焦げ茶色の板壁が年月を刻む、2階建ての古民家。山を背に、道路を挟んですぐ向こうにJR予讃線が走る

やったこと:電柱の伐採と壁の解体

この日の作業は大きく2つ。

1. 古い電柱の伐採

敷地内に残っていた使われなくなった木製の電柱。チェーンソーを持ち出して、仲間と協力しながら根元から切り倒しました。

切り倒した電柱の断面。年輪が刻まれた切り口が、長い年月を物語る

2. 室内の壁をぶち壊す

メインの作業は、1階の壁の解体。洗面所や浴室まわりの壁を、バールと電動工具でガンガン壊していきます。

粉塵が舞う中、壁板を1枚ずつ剥がす。床板も引き剥がす。長年積もった埃が容赦なく降りかかってくる。正直、全身粉だらけになりました。

壁の解体作業中。粉塵まみれで奮闘

でも、壁を壊した瞬間、窓の向こうに瀬戸内海がバーンと広がったんです。

柱だけ残った空間から差し込む海の光。これは、すごい宿になるぞと。

壁を壊したら、窓の向こうに海が広がった。この景色を見た瞬間、全員の手が止まった

電車が目の前を通る、という贅沢

作業の合間に外に出ると、JR予讃線の列車がすぐ目の前を通過していきます。

線路から古民家を見上げると、この家がどれだけ駅に近いかがよくわかる。電車に乗っている人と目が合いそうな距離感です。

ピンクの山茶花が咲く小道を、青い列車が駆け抜けていく。これが毎日見られる宿になる

JR予讃線の線路から見上げた古民家。駅との距離感が伝わる

下灘駅は観光客であふれていた

作業後、下灘駅にも立ち寄りました。

驚いたのは観光客の多さ。特に韓国からの旅行者が目立ちました。SNSや旅行メディアで「日本の絶景駅」として紹介されているのか、ひっきりなしに人が訪れていました。

この集客力のある場所のすぐそばに宿ができるというのは、立地として相当なポテンシャルがあると感じます。

下灘駅のホームから望む瀬戸内海。駅看板の向こうに水平線が広がる

下灘駅のホームから眺める夕焼け。レンガ壁の向こうに沈む夕日

仲間がいるから、古民家は生まれ変われる

この日集まったのは7人ほど。みんな手弁当で駆けつけて、一日中汗を流しました。

作業を終えた夕方。コスモスが咲く海沿いの道に夕日が差し込む

プロジェクトを率いる「古民家 三津浜旅館」

今回の民泊プロジェクトを率いているのは、松山市三津浜で古民家 三津浜旅館を運営している方です。

築105年の老舗旅館を自らの手で再生し、一日一組限定の貸切り宿として営業中。4棟の土蔵に囲まれた敷地には、天然竹塀と白漆喰壁に包まれた苔庭が広がり、石の間から地下水がせせらぐ音が聞こえてきます。

三津浜旅館のライトアップされた苔庭。岩と植栽が幻想的に浮かび上がる

100個以上の照明やインテリア雑貨、無垢家具で彩られた空間は、新しくてどこか懐かしい。「非日常だけど、くつろげる」そんな不思議な居心地の良さがありました。

苔むした庭石と灯籠。手入れの行き届いた和風庭園が宿の格を物語る

三津浜旅館の外観。木造の趣ある佇まいが夜に映える

その実績とノウハウを持って、今度は下灘で新しい宿をつくろうとしている。オープンは1年後くらいの予定とのこと。完成が楽しみです。

古民家 三津浜旅館 — 愛媛県松山市

不動産屋として思ったこと

普段は高松市で不動産業をしていますが、こういう現場に入ると、空き家の可能性を肌で感じます。

元駅員さんの家。そのまま放っておけば朽ちていくだけの建物が、人の手と想いで「海の見える宿」に変わろうとしている。

壁を壊して海が見えた瞬間、この家の新しい価値が生まれた気がしました。

空き家は「問題」として語られがちですが、場所とアイデア次第で大きな可能性を秘めている。そんなことを改めて実感した1日でした。

空き家の活用方法について気になった方は、空き家の活用方法を比較|売却・賃貸・管理どれが最適?もぜひ読んでみてください。


KC不動産では、香川県高松市を中心に空き家の売却・活用のご相談を承っています。「うちの空き家、どうしたらいい?」そんなお悩みがあれば、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。

吉本光輝

吉本 光輝

KC合同会社 代表 / 宅地建物取引士 / 空き家管理士1級

香川県高松市を中心に、空き家の売却・管理をお手伝いしています。空き家再生事業にも取り組んでおり、建物の状態を見る目と売主様の立場に立った提案が強みです。

プロフィールを見る